<AB(Agriculture Biologique)>は、1981年にフランス政府が有機栽培など関する指針を制定。その後、フランス政府の厳しい基準を検査・監督する機関として世界的にも広く知られるようになりました。
土壌から栽培、加工、出荷に至る全過程で、化学肥料や農薬、添加物などを一切含まない製品に対してのみ認証され、ABマークの使用が認められています。
なおワインについては酸化防止剤の使用について、その上限をEUが定める基準の2/3まで認めています。
EU法では赤ワインで160mg/ℓ、白ワインとロゼは200mg/ℓ、甘口ワインでは400mg/ℓまで使用できます。
ABでは、NPK肥料と硝酸アンモニウム肥料や除草剤、真菌感染症の場合の殺菌剤、 昆虫に対する殺虫剤などの化学農薬、遺伝子組み換え作物(GMO)の使用を禁止しています。
ABの認定を受けるには、このような基準をブドウ畑で3年間以上行い、移行期間を設けなければなりません。つまり、4年目以降に有機ブドウとして認証される事が求められます。